2025/03/30
承認欲求を創造的な人生物語へ

塞翁が馬
はじまりの問い
あの小さな私は、なぜあんなにも
「お父さんとお母さんに仲良くしてほしい」と願ったのだろう?
「お母さん、お願いだから静かにして」と、心の奥で叫んでいたのだろう?
その問いを抱えながら、大人になった私は、長いあいだ「仕事や人との対立」と「焦燥感」を繰り返してきました。
癒しても癒しても、私の人生には「早すぎる別れ」と「落ち着きのなさ」がつきまとっていました。
それはまるで、終わりのないカルマ(宿業)のようでした。
けれど、ようやく50代になって改めて気づいてきたのです。
もしかしたら、体内にいるときから、私の人生の“背景”として設定されていたのかもしれないことを。
その背景の上で「どう生きるか」「何を描くのか」——それこそが、私に託されたテーマなのだと。
ヒントは、私がいつもテーマにしている「愛がある平和な家庭を築く」ということ。
なぜなら、父と母の関係には、表面には見えづらいけれど、確かに深い愛が根底に流れていたからです。つまり、表面では対立をしているけれど、水面下では愛ある平和な家庭を築くという意図があったのです。その意図をインナーチャイルドがちゃんと受け止めていたのでしょうね。
愛の表現のし方を知らなかっただけ
表現する方法を持たなかっただけ。愛の表現が下手で不器用なだけ。
ケンカや怒り、冷たさや不器用さの裏には、言葉にならなかった愛がしっかりとあったのに。
母は、本当はたくさんの愛を持っている人でした。
父も、本当はとても優しい温和な人でした。
けれど、母は私を“かまう(心理的に育てる)”ことができず、父はプライドが邪魔をして女性と向き合う術を持たなかったというかできなくなっていた。ただ、それだけの結果だったのです。
ネガティブなエネルギーのボールを色メガネをかけてさらにネガティブなボールで受け取るようなもの。それは、気分が悪いし苦労し衰弱していくという当然のことよね。
集合的な痛みの記憶
私は「子ども」という最も無力な存在として、深く影響を受けていました。
何も抵抗できないまま、無力感と不安と恐れを胸に身体に刻んでしまったのです。
それ以来、私の中では「無意識の願い」が“脳のバグ”のように繰り返され、結婚子育てをしながらバグが大きくなって耐えられなくなっていったのです。
けれどその苦しみは、私ひとりのものではなかった。
これは、私の家系——代々の血と魂の中に脈々と流れいたのです。
今世の人生の旅の目的
振り返ってみれば、私はその「集合的な痛み」の鉱脈を探す旅をしてました。今ではその流れを癒し、薬と見つける旅をしていたような感覚です。
そして今、その旅の果てにたどり着きました。祖父母、ご先祖様の感じていたであろう家族の崩壊の危機感、疎外感、悲しみ、死の恐怖、憎しみ、きっとこの世は敵ばかりの地獄だったと思います。
コンパッション、癒やし、苦しみのねぎらい、悲しみのへの共感、それが今生きている私のできる供養だと思います。そして、子供や孫、ひ孫の世代に幸せをもたらせるように自分自身を幸せに円満な身体にして影響を与える者として君臨することが目的だと思っています。
——愛をよりよく磨いて生きること。
心の平和を守るスキルを後生に伝えること。——
それこそが、魂の奥深くに刻まれた「物語」。
私の人生の目的は、文章や音声で物語を綴っていくこと。
愛と平和のスキルと磨き、後生に伝えること。
私の人生物語
まとめますと、両親の激しいケンカにビクビクして泣いて育った女の子は「よりよい愛のスキル」と「家庭を心の平和の源にする」ための伝道者になりましたとさ。ハッピーエンドでおしまい。
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