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2025/04/07

母の最期に会えなかった

没後10年目の覚醒

 死に目に会わせてくれなかった母へ 

お互いに警戒し、怯え、会わないようにしていたね。

気づけばいつの間にか——

私が35歳を過ぎた頃、

お母さんが私を見る目には、怯えが宿っていた。

お母さんは私に、何を映していたのだろう?

私の中にも、お母さんを完全否定している自分がいた。

全身に緊張が走り、仕返しをするような心構えになっていた。

それは、生い立ちの中で

頭ごなしに怒られ続けた記憶、

理不尽さに煮えくり返るような怒りを

ずっと、抱え込んできたからだと思います。

あの頃の幼い私は、

どれほど怒りを押し込めてきたのだろう!

——今の正直な気持ちは、

親を殺したいほど恨んでいるんだ。

それを聞いて、驚く人もいるかもしれない。

でも、これは私の魂の叫びなんです。

一方で、妹は「そんな姉のようにはなりたくない」と、

お母さんを美化した。

でもそれもまた、幻想であり、

どこか現実からかけ離れた世界へと向かってしまった。

——端から端へ。

まるでシーソーのように、心が揺れ動く。

けれど真実を見るためには、

イメージの中で一度「親殺し」をして、

過去の人生を一度終わらせることが、

賢明な道なのかもしれない。

「親を殺したい」なんて思うわけがない。

そんなこと思っちゃいけない。

——そう信じ込んでいた。

でもその「思っちゃいけない」が、

本音の自分を封じ込め、

ずっと自分自身を傷つけ続けていた。

---

毒親、恐るべし。

でも、もうそこから抜け出そう。

毒親との境界線を越えて、

自分の世界を、今こそ生きていこう。

自分自身に、愛と平和をたっぷりと充電したら——

きっといつか、

お母さんのことも深い感謝で抱きしめられる日が来るから。

すべて、大丈夫だよ。